百年謹製_オフィシャルサイト

誕生秘話 - 創業100年以上の老舗の物語を愚直に語り継ぐ

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百年謹製誕生秘話

百年謹製とは、手っ取り早く申し上げますと日本初の"創業100年を超える企業(製造業)のみ"が集うECサイトです。
【謹製】・・・「心をこめつつしんで製造すること」(広辞苑)とあります。
わたしたちは、「百年以上にわたり"一つのもの"を心をこめつつしんで製造してきた」日本の老舗へ敬意を込めて、
この集いを百年謹製と名付けました。
何かのご縁によってこのサイトにお越し下さった方々に、ご挨拶の意味も兼ねまして、
当社誕生秘話をお話させていただきます。

二人の営業マン

あるところに二人の営業マンがおりました。年の頃、齢50代と40代の男性の二人です。この二人は世代も会社もタイプも違いますが、どこかウマがあったようで、公私含めた付き合いをしておりました。
ある時、そのうちの一人(以下A)が「全国の百年以上の老舗だけを集めて商品を販売したらどうだろう?」ともう一人(以下B)におもむろに打ち明けました。
打ち明けられたBは、なぜか「ピンと来た!」そうですが、まずはなぜそのようなことを考えたのか、冷静に質問を返します。
Aいわく、

●100年以上続いているいわゆる「老舗」には、まだまだ人々が知らない素晴らしい商品がある

●残念ながらIT全盛の世の中でも、老舗は情報伝達が苦手な企業が多く、結果、正しく評価や認知をされていない企業が多い

と申します。

 


製造業の現実

 

調べてみますと、創業100年を超える企業は、全国に26000社あるものの、いわゆる"製造業(酒造業を除く)"は、そのうち500~700社ほどしかないことがわかりました。また、2015年に倒産した企業7,832社(製造業以外も含む)のうち、業歴30年以上の会社が2,531社と全体の32.3%を占めているのがわかりました。ちなみにこれは調査元である帝国データバンクが調査を開始してからの過去20年間において最高の記録だそうです。(この「倒産企業に占める業績30年以上の老舗企業の割合」は、5年連続で30%台を記録しているそうです。)そして、さらに驚愕の数字ですが、この業歴30年以上の会社の倒産件数2,531件のうち、"ものづくりNIPPONを担う製造業(酒造業を除く)"の倒産は1,252社となっています。

実に、倒産した業歴30年以上の老舗倒産企業のうち49.5%が、"ものづくりNIPPONを担う製造業"であることがわかりました。毎年1,200社もの(業歴30年以上の)"製造業"が日本から消えているのです。


老舗が抱える問題点

ではなぜこの時代老舗は生き残れないのか?を八方尽くして調べてみましたところ、全てではありませんが、
多くの企業に以下のような問題点があることがわかってきました。
(以下順不同)

1.家族経営的な要素が大きいので、先代の意志・技術を継承する後継者が生まれにくい。

2.広告・宣伝にかける費用がない。

3.プロモーションを行う人材がいない(採用できる、或いは外部委託する資金的余裕がない)

4.「昔からの優良顧客がいる」、「良いものを作れば売れる」という(悪い意味での)頑固さから、ITなどを積極的に活用するなどの「多くの人に遡及する」という販売戦略を邪道と捉え、従来の販売方針から脱却できない。

5.2000年の破産法の改定により、これまでは看板とブランドで引き出してきた銀行融資が取れなくなった。

6.長引くデフレにより、卸売り、小売業界からの価格交渉が厳しく、結果、安く作れるものを大量生産するしか術がなくなっている。典型的な「低品質」(化学調味料添加、外国製の素材や原材料の使用、貧弱な商品包装など)、「薄利多売」を強いられている。

2~5を原因としたことが影響し、現在6が老舗に深刻な状況を与えていると思われました。
これは言葉を変えると、昔からの老舗の伝統的にこだわりぬいた素材や技法で商品は"売れない"ので、やむを得ず渋々品質を低下させて、売価を低下させ、薄利多売商品の製造にシフトしていっている、ということです。

 


ものづくりNIPPONの再興

 

6が示す事実は、多くの老舗が、自分たちが納得できる本当に"いいもの"を市場に出したいと思っていても、自分たちの力で付加価値をつけて販売できない→結果"売れない"ので、しぶしぶ安価で「わかりやすい」旨味を出せる化学調味料を混ぜたり、外国製の素材や原材料を使用したり、貧弱な商品包装などで繕ったりと、「生き残るために、本意ではないがそうせざるを得ないという状況下」に追い込まれているということです。
それはもう、製造メーカー営業一筋40年近くのAにとっては苦虫を噛みつぶす想いでした。
本当にいいものを「作れない」のではなく、「作りづらい環境」なのです。
いずれ「作りづらい環境」が長く続けば、その技術も継承されずに衰退していくし、最終的に何百年も続いた老舗の本当のブランド力も衰退し、普通の企業に成り下がってしまう状況をAは本気で憂いていたのです。
100年先にも老舗がその継承してきた技術・ノウハウを堂々と駆使し、堂々と商品を展開し、次世代にも伝え、残せるように。そしてそのためには日本の魅力の原点である老舗製造業を活性化させなければという想いから、
"ものづくりNIPPONの再興"に本気で取り組もうではないか!という話にAとBの二人は自然となっていきます。


本物を体験してみる

ある時、Aはある"塩辛(しおから)"をBに食べさせます。
それはこの百年謹製でも扱っている「みのや吉兵衛」の塩辛でした。
Bは最初見た感じ「塩辛なのに、色が薄いな」と思ったそうです。
一口食べてみて、「!!!!!」
今まで食べてきた塩辛と全く味が違います!!
とにかく全く味が違うのです!
他社の塩辛を悪く言うわけではありませんが、まさに違うものを食べている感じです。
次にBは同じ「みのや吉兵衛」のある"蒲鉾(かまぼこ)"を出してきておもむろにBに言いました。
「切ってみて」
包丁で切ろうとすると、これが凄い弾力!!!
「蒲鉾ってもっとふにゃふにゃなものなんじゃないのか??」
と無意識に思い込んでいるBにとっては、その蒲鉾の弾力を不思議に感じます。
そして食べてみると、もちろん凄い弾力&旨み!!!
酒の肴に最高だ!とすぐに感じました。
Aは間髪入れず、「どうや、うまいやろ!」とBに畳みかけます。
Aは、今は湯河原をこよなく愛する人間ですが、実は、広島生まれ。テンションが上がってくると広島弁が出てきます(^^♪
「しかしな、この会社も一度民事再生法を申請しとる。これが現実なんや。。。」
と教えてくれました。
他にも沢山ありますが、もう一つくらいいいますと、Bは、"お出汁(だし)"も飲ませてもらいました。
すると、芳醇な香りに驚くものの、(近頃のダシで抱いていた)先入観でイメージしていた塩味があまりしない.....。
先入観で「飲むだけでわかる美味しいお出汁が出てくる!」というモードにあったBは少し面喰らいます。
当然「とてもいい香りですが、実は、あまり塩味がしないんですが・・・」とBはAに答えます。
するとAは「ダシは、本来、味があっちゃいかん。あくまでダシはダシ。味噌や醤油、塩などの伝統的和食調味料の引き立て役なんや。すごい引き立て役なんやけど、どこまで行っても引き立て役。でも、現在は、ダシそのものに調味料的な味を付けて、それだけでうまいかどうか?が売れるダシの争点になっている。そんなダシで作った料理は、どれもこれも全部同じ味(特に後味)がするようになる。味噌や醤油の独特の旨味も消えてしまうんや。いっぱしの料理人なら誰もが知っていることもどんどん風化していっている。製造元が本当に作り上げる美味いダシは、ダシの素材である昆布や鰹などの本来の旨味を消さないように塩分や調味料をおさえているため、あまり塩味がしない。その代り、塩味や調味料で消されなかったダシの素材が生き生きと活躍し、美味しい和食に(は必ず存在する)あの得も言われぬ芳醇な香り、甘み、苦み、旨味を与えるんだよ。結果、味噌や醤油まで生き生きと伝わってくるんや。」
そんなこと、Bには見当もつきませんでした。
と同時に知らない間に濃い味に味覚が慣れてしまっている、おそらく化学調味料や合成着色料の入ったものを口にし、それに慣れてしまっている自分がいるなと感じました。
「そのような文化も誰かが継承していかなあかんのやけどな。」

みのや吉兵衛のいかの塩辛


本当にいいものを待っている人がいる

 

BはいくつかAからもらった塩辛や蒲鉾、そしてダシに説明を加えて知り合いの社長さん方に配ってみました。
結果は良好!!!
予想を遥かに上回るものでした!!!!!
「この塩辛どこで売ってるの?」
「このかまぼこ、何これ?(いい意味で)」
「ダシを言われた通りに使ったら、確かにいい味が出たわ!」
等、オーバーでなく絶賛の嵐でした。
買えるなら買いたいという人が何人か続出したので、正直に価格についても言いました。
「正直普通の塩辛の平均市価の3倍くらいするんですが。。。(^^; )」
と各々の方々に恐縮しながら説明すると、
「別にいいから5つ送って」
「かまぼこもついでに」
「ダシは定期的に買えるようにしてほしい」
等、想像さえしていない嬉しい返答がそれはもう連発したのです!!!!!

この時Bは完全に肚を括りました。

『この人たちと同じように、世の中には「本当に"いいもの"を待っている人が沢山いる!」。日本に、世界中の人々にこの"メイドインジャパンのものづくりの凄さ"を紹介する!』
と。


そして老舗が賛同した

何だかんだで、Aがポロッと「全国の百年以上の老舗だけを集めて商品を販売したらどうだろう?」とBに相談して早二年の歳月が経っていました。BはAにこれを本気で取り組もうと話を進めます。BはIT業界にある程度精通していたので、ネットを中心に、Aはリアルなメーカーとの取引先とのパイプを沢山持っていたので、それを中心に販売商品の選択と拡大、及び消費者の皆様が手にとって実物の商品を見られるようにリアルな店舗の経営をするということで方向性が決まっていきます。
事業の初期は、本当にそんなことが出来るのか?等メーカー側から懐疑的をされ、様々な問題がありましたが、ECサイトの構築、採用商品の厳格な吟味(老舗なら何でも商品を扱うわけではないというスタンス)、リアル店舗を神奈川県の湯河原に出店したこと等、AとBの本気度が多くの老舗の心を動かし、ネットに否定的だったいくつかの老舗も立ち上げから全面的に賛同してくれるようになりました。

 

本当に

尊敬するクラーク博士の真似

百年謹製はあくまで"裏方"であり、表舞台に立つのは、各老舗であり、その老舗の方々であり、その老舗の商品であります。百年謹製はどこまでいっても、あくまで"裏方"に徹し、

●老舗の人々の"物語(ストーリー)"

●現在の責任者のこだわりと思い入れの"物語(ストーリー)"

●そして、商品の"物語(ストーリー)"

を中心に、普段製造元から語られてこなかった"濃い部分"を中心に、100余年に刻まれた"素晴らしき物語(ストーリー)"を皆様に伝えることに徹していきたいと思います。

思わぬ偶然で出来た商品、ある失敗のおかげで生まれた商品、職人の長年の想いで作られた商品など、それぞれの商品の数だけ、それぞれの"物語(ストーリー)"があります。

一つ一つの"物語(ストーリー)"を感じながら、商品をご注文いただき、"物語(ストーリー)"を感じながら商品を経験していただき、そこに生まれる感動を共有していただければ、百年謹製の私たちにとってこれ以上の喜びはございません。

是非多くの方々に、創業100余年の老舗の"物語(ストーリー)"とそこに宿り続けてきた"スピリット"を感じていただくことを切に願っています。


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